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【メンバー対談企画】第2回②

~テーマ活動論~


対談企画第2回②です!

ぜひ①とあわせてよろしくお願いします!

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:まっきー :ゆうれい :どっちょ :かんた


―― テーマ活動と演劇の違いは?


 これはもう好きに話す?

 フリートーク。

 熱いな。

 演劇ね。


 私は監督がいないことかなって思ってる。監督と演出家さんみたいな人がいて、すべてを指示できる人間が、まあヘッドいるけどそういう存在じゃないじゃん、表現活動においては。何かテーマはこれですあなたはこういうふうにやってくださいっていう監督がいるんだよ、演劇とかは。だけど、それを全部自分たちで考えられるのがテーマ活動なのかなって思うかな。


 確かに、なるほどね。

 正解!

 やった〜〜!笑

 終わっちゃった終わっちゃった

 でもさその定義で行くと小っちゃい劇場の人とか演出家なしでみんなで考えてるよ。

 確かに演劇部とかってことだよね?

 そうそう、演劇部とかまさに。脚本に無いかも、もしかしたら同じようなことやってるかもって思った。


 俺の意見で言うとですね、テーマ活動はカリキュラムの1種って捉えています。あのそもそも教育機関じゃないですか。ラボって。演劇集団じゃないんですよ。人が人を育てるとか人を教育する上で、じゃあどういうものを与えたらいいかみたいな、コミュニケーションだったりとか自発に何かを言うとか、 それこそ言いにくいことを言えるような関係とか。どこを引っ掛かりにしたら、子供たちがそういう 成長に繋がるかみたいなのを多分めっちゃ考えた結果、演劇?絵本とか演劇いいんじゃない?みたいなあれだったのかなと思ったんですよね〜 なんか必ず絵本がついてくるみたいな。テーマ活動は絵本がついてきて、ちっちゃい子からの入り口も用意されているというか。なんか割と入り口バーンって広いんですよね。いるんだけどそのビジュアルをあんま確定しないの本が多いですよ、あのテーマ活動の本って。抽象絵画が結構多かったりして。プラスあと映像が無いじゃないですか。映像が無い分そこで子供たちの想像力を出してもらうみたいな。


 もうラボの人じゃん笑

 結構わりとラボのカリキュラムとしてっていうか、人を育てる子どもを育てるとかいう面でかなり優れているいるものとなっております〜笑 なんでカリキュラムとして僕は見てますね。

 なるほどね。もうめっちゃ意図を組んでる、達観できてる人だねすごいね。

 ラボっ子なのにね、創業者みたい。 ゆうれいは?


 どうだろうな。かんたのやつと同じ多分意味合いの線であると思うんだけど、その目的だと思うんですよね。まあ表活とかになってくるとちゃんと、今年は特にだけど、伝えきるみたいな、お客さんにテーマ性であったりとか伝えたいことを伝えきるみたいな目的を掲げるけど基本的にはテーマ活動している、演じている人たちがそのテーマを深めるみたいな方に結構比重があるっていう感じがしてる。


 わかる


 でも伝える活動である以前にテーマを深める活動がテーマ活動かな〜と思っててそこで結構演劇と違う、 プロダクト重視というか出てくるものが。演劇についてあまり詳しく知らないからなんか言えないね。僕の想像する演劇っていうのはもちろん関わっている人がお話を深めたりして出すものがやっぱり1番目的というかそこに目的性があると思うんだけど、テーマを深めるのは楽しいとかお話を深めていくそこの比重が大きいかなっていうふうには思いますね。


 別に舞台に立って演じるのが好きじゃない人とかもいるもんね。話し合いが楽しいとかさ、深めるのが好きみたいな人。表活にもいるけど。 そういうのは多分演劇だとあんまりないんだろうね 。


 あと、小道具、大道具が無いじゃないですか。まずそもそも演劇っていうのは舞台と観客がいて成り立つものであって、まあ観客がいないと成り立たない。で演劇を遡ると、円形劇場、丸い劇場があって半円になっていて、町が奥にあって手前に舞台があって1番手前に客席があるみたいな状況に舞台があって。町の延長線上に舞台があるように見えるんだよね、観客が見たら。本物の町が背景としてあって、その手前に舞台があって。で観客っていう層があるよって、じゃあ昔の演劇の役割って何かって言われると、まあ政治的なことであったりとか、民衆の希望期待みたいなものを演じることが出来る。ないはずの未来だったりとか、こうなったら良かったよねみたいな未来を演じることができるっていうことが演劇の役割として大きくあって。なぜそこを選ばれたかというとやっぱりその街の延長として舞台があるっていうのを見せることによって舞台と町ってのを視覚的に結びつける。これは夢じゃなくて現実を延長して起こる可能性があるよ、みたいなことを言ってたんですよね 。でそれに反してラボの舞台っていうのはまったくそうじゃなくて、ホールとか。それこそ小道具とか大道具とか全く無くて、全部体で表現するみたいな。そこに政治的な意味とか全くなくて。あるのは今人間の体をどう使うかみたいな。人間の体の可能性みたいなのを常に考えさせられてると思うんですよ。今ラボの歴史かなり長い、何10年とあって、こんだけ長い間みんな体で何かをやろうっていうことを考えられるんですよ。飽きてないっていうか。なんかいけるって思えるじゃんまだ。


 やり尽くしてないよね。


 それってすごいんだよね。単純にすごいことで、体の可能性ってそれほどあるんだよね。そこに賭けてるなと思って。ラボは。そこに子供の想像力とか発想力を託している。自分の体と向き合うことによって、託すことで。それはまあ裏返しにすると自分自身と向き合うみたいなことと同じである。で今この2021年なってからだと自分の体がどこにあるかって分からないんですよ、もはや。それはまあVRと仮想現実もそうだし、その携帯の中の写真もあったり、自分の肉体っていうのが何か分かんない。自分の像っていうのが増えていって、いろんなとこにあって。なんならボールペンとか鉛筆を持ったとして、鉛筆の先で何かを書くとなると鉛筆と指ってほぼ同じもの、自分の体の延長上としてペンがあるみたいな。自分の体の形が確定しない世の中になってきている。いろいろ技術が進歩して。じゃあそういう世の中になった時に道具を使わずに体で自分の指先のここだけ、限られたこの範囲だけで全てやり切るみたいなことってまだ今の時代でも全然楽しい、面白い、深めがいがあること。 そこを見越してなのか分かんないけど、なんかラボのその身体だけを使って表現するっていうことにフォーカスしたところがまず凄いなと 。


 うんうん


 分かるね 、身体の拡張みたいな話だと思って。俺も思って普段。スマホとか使って今こうやってズームで、これ話してるけど。これもある種の身体拡張なんですよ。だからその結局みんな俺のことを見てると思ってるけど、別に俺を観てるわけじゃないんですよ、これ。 だけどただ写された俺を見てるだけで。なんか俺結構スポーツと近いなって思う。なんか感覚的に、身体を動かして・・・まあバスケ僕はやるけど、そのバスケしてるときと結構感覚近いなって思う。それこそ身体性みたいなところで、自分の体だけと向き合うことがないというか、普段。それ以外の時に。


 あー、確かにね。


 動いてるとか、考えることないから、それは確かにそうだなと思って。


 なんかさ、話変わるけどさどこまでだったらオッケーなんだろうね。例えばさ、今回うさこがドリアンじゃん。で、うさこは女の子じゃん。うさこが短髪にするとか、まあ別にオッケーじゃん。髪型を変えるっていうの。 ただ髪色って変えられるじゃん今。考えたらピーターパンの全部の兄弟たちは全部の違う色の髪色にするっていうこともできなくはないじゃん。


 そうね、確かに。


 やらんと思うけど。最近、表現作りずっととしてるんだけどさ、ラボTじゃん、多分発表するのは。Tシャツ着てるからさ、Tシャツ買って、引っ張って伸ばしたりしたらさ、ちょっと体の形変えられるじゃん。そういうのができるのかなと思ったり。


 でもパーティTシャツとかってあるじゃん。発表する時にラボTじゃないもの。それを作る時もうちょっと意識しちゃうもん。こういうお話だから海出てくるし青の方がよくない?みたいな。見栄えを気にする時もあるし。 パーティーによっては、舞台のヘリの段差とかその階段のこの段差をうまいことを使ったりとか。何なら会場走ちゃいますみたいな。なんかそういう人もたまにいる よね。高さとかってやっぱり人間の体で表すのってすごい難しいから、舞台のヘリのあの感じとかめっちゃいいんよ。だけど練習してる時にここのヘリを使ってとかって思うんだけど。 なんか私はテーマ活動をやるときはそこを使いたくないっていう負けず嫌いなところが出ちゃう、いつも。


 へー


 まあいいんだけどね使って。いいんだけど、私らはそんなの使わなくても高さ出せるみたいな笑 そういうのでチャレンジしたりとかはするけど確かに意識はしちゃうかも。


 本当にTシャツとジーパンとかある一定の、その服装がテーマ活動含んだみたいなものがもうみんなの中にできてるから、それこそ髪染めてめっちゃキャラクターに近づける方が伝わらないんだよ多分。このラボっていう文脈においては。そういうのがめっちゃ長年続いていると思うと、だんだんできることが増えていきそうじゃない?ちょっと誰かなんかちょっと奇抜なことをして、あ、これ有りなんだってなって。それをみんなやり始めるみたいなさ。


 ありそ〜


 いまだにっていうかあんまり広がりがないというか。


 ラボっ子の裸みたいな素の状態、フラットな状態がラボTとジーパンなのかな


 なるほどね。

 なくてもできる。本当はジーパンなくてもできるけど、まあ一応着てますよみたいな笑

 なるほどね。なんか確かに納得できるわ


 確かに。 なんかメイクとかも入るなと思う、そこ。


 たしかに!


 舞台に立つし、ちょっと綺麗に見られたいし、なんかジュリエットやるんだったらちょっと口紅塗ってこうかなみたいな。そういうのあってもいいけど、なんか逆にゆうれいも言ってたけど、みんなTシャツジーパンなのにすっごい巻き髪で、もうまつげびやんびやんで。


 びやんびやん笑

 初めて聞いた単語。


 唇赤い人出てきたら、めちゃめちゃビックリするっていうか、その人もたまに木とか風とかになるのに、なんか・・・


 確かにね


 それ大事じゃない?今言ったこと。木とか風になっちゃうじゃん、その人も、多分。なる場合さ、 やっぱりフラットのがいいなって。


 たしかに。


 そこに憑依できるか、その1つ1つに憑依できるかっていうところが大事なのかも。


 役だけじゃないっていうね。

 うん、木にもなるよっていうことだもんね。

 たしかに


 だからだね。多分そう、だからかんたが言ったみたいにTシャツとジーパンの状態が白紙の状態だから、それに何かを加えてしまうと、何かあるだけで常にその解釈に開かれちゃうというか。


 そうそう

 なるほど~。納得です。ありがとうございます。後1問あるんで 、頑張って!


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ここまで読んでくださってありがとうございます


次回は表活内でも話した、抽象表現と具体表現についてです!

お楽しみに~



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